平和を求める為に機関が作られた。しかし、時が経つにつれ本来の目的を見失い……機関の一部の人間が世界を牛耳るための道具に成り下がっていた。その機関を止めることができる法も人間も何もない。ただ、彼らに服従することだけを強いられる世界が構築されていた。
更に時が流れ、支配者達に抗うべくレジスタンスが結成され、構築されていた世界に綻びが生じた。機動兵器『EXISTA』による武力衝突は、偽りの楽園を戦場へと変貌させたのだ。
破壊《それ》は正しい選択だったのだろうか?その答えは導かれることができるのだろうか?
ただ、その選択は抗争を激化させるばかりな事だけが残っている。
そして、物語は動き始める。
2050年。遂に、機関は自分の障壁であるすべてのものを排除する駆逐計画を実行段階に移行させたのだった。