「”価値の低い”人間は、合法的に“処分”される。」 ——2050年、日本。 少子高齢化は限界を超え、国家は存続の危機に瀕していた。 政府は”とある男”の誘導のもと法整備を進め、ある朝、法改正を施行した。 「社会に不要な人間を排除してください。」 その名は——摘人政策（てきじんせいさく）。 ”社会貢献度”、すなわち価値の低い人間を排除する制度。 大学2年生・御子柴（みこしば）　竜（りゅう）は、突然地獄に放り込まれる。 彼は迷い、抗う。 世界の狂気に、自分の恐怖に、そして“正しさ”そのものに。 ——この物語には“単純な悪人”は存在しない。 あなたは誰の正義を肯定し、また、誰の正義を否定しますか？

時は2035年。 東大卒の万能人間、萩間（はぎま）　拓（たく）25歳は 学歴にそぐわない”何でも屋”を営みながら、 訳あっていい加減な生活を送っていた。 ある日突然、世界はいとも容易くその機能を停止した。 ――世界を救うカギは『過去』にある。―― ある者の協力で、萩間（はぎま）は5年前の日本へと時を遡るが、 そこに広がっていたのは異なる時間軸の、 異なる危機が迫る、もう一つの【可能性の世界】であった・・・。 ※前作、ブレイキング・ローズの続編として進めますが、 そちらを読んでいなくても分かるように説明を入れます。 ★★★【正義のミカタ】シリーズ最終作★★★

2020年、日本ではレボリューショナイズ社が開発していた HRS（ヒューマン・リィンフォース・システム）という 新たな医療技術で人間を治療する事に成功した。 それは、人間ごとに異なる知力や運動能力などを 皆、平等にするために研究され続けていた まさに魔法の治療法だった。 しかし数年後、それは人間を超えた『怪人』を生み出してしまう・・・。 ・・・そして物語の舞台は2025年5月。 主人公、基（はじめ）はカッコ良い言葉が大好きな 中二病真っ盛りの高校3年生であるが、 その非常に稀な中二病の力を認められ、怪人に対抗できる"秘密兵器"を託される事に。 ―――中二病は世界を救う!!――― ※前作、シンキング・ウォーズの10年後の世界を描く物語ですが、 どちらからでも読めるように進めていきます。

2014年11月、カラオケとネットオンラインゲームの連動が実現した。 それは社会的なカラオケブームを巻き起こすが、 同時に"カラオケ中毒者"の続出が社会問題と化していた。 ・・・そして物語の舞台は2015年10月。 「友達」の意味がよく分からないという主人公、 岡本（おかもと）　龍星（りゅうせい）はカラオケ好きの高校2年生。 ある日、謎の殺人事件が勃発し、 彼はとある理由でそれに巻き込まれていく事となる。 「友達」の意味を探求しながら、 人との関わり合いの難しさに気付いていく龍星（りゅうせい）。 そんな中で彼が抱いた目標とは？ ーーー変えられる運命はすぐ目の前にあるーーー