仁藤遼平は、目覚めたとき窓もドアもない謎の部屋に裸でいた。その部屋には30年前に憧れていたアイドルの石谷美菜が、当時の姿のまま裸で眠っていた。夢だと思った遼平は眠っている美菜と交わる。美菜はデビュー直前の記憶しか持っていなかった。遼平の人柄に惹かれ、美菜を想う気持ちに絆された美菜は、望んで遼平と結ばれる。 　病院で目覚めた遼平は、意識不明者をＶＲに繋いで性交渉させ意識を回復させる治療を受けていたことを知らされる。しかし美菜が回復していなかったため、美菜を救いに再びＶＲに繋がれる。美菜と再会した遼平は、美菜が、意識不明の美菜の夢の中の存在であることを告げる。 　一方、美菜は夢から覚めたあと、遼平のことが忘れられず、16歳の遼平に会うために転校して、遼平のバイト先、喫茶店アルカディアでバイトを始める。遼平と美菜はそれぞれ問題を抱えていた。遼平はコミュ症で人とうまく話すことができない。美菜は男が嫌いで女の子ばかり好きになっていたが自分の子どもを欲しがっていた。この問題を解決するために、美菜は遼平に女装させる。女装して自信を持ち始めた遼平と、もう一人のバイト生西田あかりと三人で青春を謳歌する。 　そんな時、事件が起こる。