「お前は役立たずだ」と言われ、勇者パーティーを追放された俺、ユーク・アーデル。
……まあいいか。せっかく自由になったんだ、のんびり生きよう。
だが、俺のスキル《万能適応》はどんな職業でも極められる最強スキルだった。
適当に傭兵をやれば英雄扱い、冒険者になれば最強認定、果ては王女の婚約者(!?)にまでなってしまい——
気づけば、伝説になっていた。
一方、俺を追放した元パーティーの奴らはというと……
「え、なんで火力が下がってるの!?」「回復が間に合わない!?」「もしかして……アイツ、必要だった!?」
——知るか。俺はもう、俺の道を行く。
自由気ままに生きるはずが、 いつの間にか世界最強になっていた俺の物語。
カクヨム同時掲載!