作品一覧全6件
代表作 連載 完結済 6エピソード
安政五年。 駕籠かき人足の男、五郎は、唐丸駕籠の罪人髙山と出会う。 背負った荷物に興味を持たないようにと教えられてきた、駕籠かきの五郎。 だが「盗みでも殺しでもない罪」で、五郎の荷として運ばれる高山と言葉を交わす内に、 自分は一体何を、どこへ、運んでいるのか、考え始めてしまう。 後の世に安政の大獄と称される弾圧。 その最中に、いたかもしれない罪人の、あったかもしれない出会いと別れ。
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歴史[文芸]
最終更新日:2024年10月08日
秋の歴史2024 シリアス 男主人公 和風 幕末 時代小説 安政の大獄 読了時間:約60分(29,586文字)
短編
とあるジャズバー『Duke』の一夜。 小さな嫉妬と優しさが滲むささやかな物語。
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現実世界[恋愛] ボーイズラブ
最終更新日:2025年04月06日
ほのぼの 男主人公 現代 日常 BL ジャズ ピアニスト ピアノ 読了時間:約10分(4,803文字)
短編
明治元年。幕府直轄の消防組織、定火消しが廃止されることとなった。 定火消しの火消し人足、臥煙である藤三郎と太助は、商売替えの見通しが立たず、仕事上がりに入った飲み屋で、酔っ払いの男、小坊主と出会う。 小坊主は「藤三郎にそっくりの男の話がある」と、落語『火事息子』を話し出す。 飲み屋に居合わせた客たちと共に、急場しのぎの高座での落語を聞いて、一時憂さを忘れた藤三郎。自分が置かれている状況は変わってなどいないというのに、明るい顔つきになった太助と共に飲み屋を後にする。
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歴史[文芸]
最終更新日:2024年11月04日
秋の歴史2024 ほのぼの 男主人公 和風 幕末 明治/大正 日常 時代小説 落語 火消し 読了時間:約22分(10,555文字)
連載 3エピソード
私立天祥学園高等部の仲良し三人組。 二年生の男子学生・姫野誠(ひめのまこと)、 同じく二年生の女子学生・二瀬姫乃(ふたせひめの)、金子煌(かねこあきら)には、他にも名前がある。 誠は華睡蓮(かすいれん)、 姫乃はインファ、 そして煌が石菫青(せききんせい)。 三人だけが、お互いに知っている名前。 三人の共通点は、同い年であること、同じ学校に通っていることのほかに、重大なことがひとつ。 それは、前世の記憶がある、ということ。 「私たちは、クーデターの晩に非業の死を遂げた……多分?」 “おそらく”は陰謀蠢く王宮から、 “多分”現代日本の庶民に転生した、と暫定的に判断した三人は、 相思相愛だった想い人を、探しているのかいないのか。 輪廻転生の記憶は思春期の妄想なのか、真実なのか。 三人の姫(仮)は今日も放課後に恋バナをする。 ※この物語には、ヘテロカップルの他、 ボーイズラブ要素、ガールズラブ要素が入る可能性があることを予めご承知おきください。
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現実世界[恋愛] ボーイズラブガールズラブ
最終更新日:2024年10月14日
OVL大賞10 男主人公 女主人公 中華 学園 現代 群像劇 身分差 年の差 悲恋 スクールラブ 転生 読了時間:約23分(11,249文字)
短編
鎌倉の墓苑(ぼえん)で働く「私」のもとへ、学生時代からの男友達「佐々木海(ささきうみ)」が、見学者としてやって来る。 事前に予約をしてきたのは年配の男性だったことで、まさかまだ若い自分の友人が来るとは思わず驚く私。 同姓で、年上の恋人がいると、以前海が話していたことを思い出しながら、急に現れた海と一緒に、私は晴れた海沿いの墓の中を歩いていく。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2024年10月09日
ほのぼの 女主人公 現代 日常 恋愛 友情 同性愛 読了時間:約12分(5,597文字)
短編
安政七年三月三日。 後の世に言う、桜田門外の変。 その日、その時、その場所にいた一人の名もなき彦根藩士のはかなく短い物語。
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歴史[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年10月02日
秋の歴史2024 シリアス 男主人公 和風 幕末 時代小説 歴史 読了時間:約32分(15,922文字)