作品一覧全3件
短編
年の瀬、お買い物にデパートへ出かけた。デパ地下は多くの人がいて賑わっていた。 私は何の目的もなく、妻の買い物にお付き合いで来ているだけ。ぼったっていると邪魔になるので、少し妻と離れて、角の居場所を見つけてはぼったっている。そこも邪魔になると少し移動して何をするわけでもなく立っている。周りの景色は皆が忙しいそうに動いている。まるでビデオを見ている様だ。私1人だけが居場所がなく立ちすくんでいるような感じだった。 ふと最近目にしたニュースを思い出した。学校では学校に行かない又は行けない子供達が急増しているとのこと。そのような子どもたちの気持ちは、デパ地下で誰からも振り向かれず立ちすくむ今の私と同じ様な感じではないのだろうか?と考えてしまう。少し辛い気持ちになってしまった。 買い物が終わり冬の乾いた青空が、私の気持ちを少し動かそうとしている様に感じた。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2024年12月31日
読了時間:約3分(1,168文字)
短編
時が過ぎても残る楽しかった時の思いは、電車の窓に映る自分の姿のように消えていく…
作品情報
現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年10月25日
読了時間:約3分(1,416文字)
短編
高齢者になった主人公が久しぶりに電車に乗ります。春の日に誘わらてついうたた寝を始めます。主人公に訪れた出来事は…
作品情報
空想科学[SF]
最終更新日:2024年10月02日
ほのぼの 男主人公 未来 日常 タイムトラベル 読了時間:約4分(1,538文字)