2050年、医療の現場では治療やリハビリの一環として、部分的な記憶の共有や感情の伝達が行われることが当たり前の世の中になっていた。
ある日、主人公の朝霧颯真は忘れることが出来ない初恋の記憶に苛まれていた。
唯一心を許していた初恋の少女、絵莉。彼女との思い出が、颯真を苦しめ続けている。しかし、そんなある日、颯真の前に一人の少女が現れる。彼女の名前は天崎結奈。見知らぬはずのその少女が、亡くなったはずの絵莉の日記を持っていた。
徐々に明かされていく結奈の秘密。颯真はもう一度”大切な人と出会う”ことができるのか。記憶が交錯し、再び巡り合う恋の物語が、今ここに始まる。