今日は迷子の猫を探しています。 カゼルシア帝国の首都ナーラにある万屋「クアドロ」で働くロクスタ。 日用品を販売するだけでなく、迷子になった猫の捜索や配達、家の修理まで行うクアドロはー実は帝国一の情報屋であった。 ある日、町の食堂で手伝いをしていると行方不明になっている兄と思われる人物の話題が聞こえてくる。 その話をしているのは帝国騎士団の団員だった。 帝国一の情報屋でさえ知らない情報をなぜ彼らは持っていたのか… ロクスタは兄の情報を求め皇宮へ潜入することに。 皇宮に着くと時代遅れの服装に無礼な物言いをする婦人達が。しかし、婦人達に気付いたのはロクスタだけで、彼女達は幽霊であった。 ただ兄の行方を追っていたはずが、いつのまにか第2皇子の侍女となり、次第に大きな出来事に巻き込まれていく…

こんにちは。ロクスタです。 私はカゼルシア帝国の帝都ナーラにある万屋「クアドロ」で働く18歳。 クアドロは日用品を売ったり、商品を配達したり、町の人の依頼を受けたりしています。 だけど、情報屋でもあるんです。なんと、情報量は帝国一！これは一部の貴族しか知らない情報！ そんなクアドロで働く私がどうやって情報を集めているのか、どんなふうに過ごしているのか、特別に教えちゃいます！ （※『灰色のバッタ』の設定を用いてます）