高校生の鷹城は、クラスメイトの名塚絢音の手帳を偶然見つける。成績優秀、冷静沈着な彼女の手帳には、分刻みのスケジュールがびっしり。完璧主義の彼女が「16時15分に教室に戻る」理由に鷹城は興味を持つ。名塚のことが気になり始めた鷹城は、彼女と交流を深めようとする。
初めは壁を作っていた名塚も、鷹城たちの優しさに触れ、徐々に心を開き始める。海へ行ったり、夏祭りに参加したりする中で、「予定外」の楽しさを知り、笑顔を見せるようになり名塚絢音は素直な感情を表現するように。鷹城もそんな彼女に特別な感情を抱き始める。
これは、完璧主義の少女が、予定外の鷹城との出会いを通して変化していく物語だ。