戦国大名今川氏の重臣、朝比奈氏の姫、志麻には野望があった。軍師になろうと。
そのためには師が必要だ。師が必要だけど、師になってくれる人がいない。人がいないなら白蛇を師にすればいいじゃない。えっ? 白蛇?
王国の魔法兵、セイは火竜の炎に焼かれ異世界転移した。瀕死の重傷だ。命を救ってくれたのはヒメという少女。
王国に帰らなければならないけれど、帰れない。魔法は使えても、目的がない。僕はどうすればいい? わからない。本当に分からないんだ……。
時は永禄二年。つまり、あの桶狭間の戦いまで残り一年。戦国今川氏滅亡まで残り十年。
志麻とセイの二視点で戦国の世を生きます。
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*舞台が戦国時代なので、暴力・殺傷は当然のこととして出てきます。必要に応じて残酷と言える描写もせずにはいられないのですが、殊更残酷を強調する描写はありません。
*「カクヨム」「エブリスタ」でも重複投稿しています。