20XX年、政府主導のAIによって整備された世界で、俺『ハルト』は、普通の人間とは違い、月の満ち欠けと共に身体が消えたり現れたりする。 自室から出ることもなく、人に理解されない苦しみを抱えて、ただ単調な生活を繰り返していたところ、ある日『アヤノ』と名乗る家政婦がやって来た。 行動を共にするうちに俺は次第に感情を知り、自分もとい世界の秘密に近づいていくが……。

連載している『夜明けとマンドリン』という作品のスピンオフ集です。 本編を一切読まなくても内容は分かりますので、良ければお気軽にお読み頂けると幸いです！ 【１章スピンオフ】 「１年B組、感情が読める渡部さん」 桜谷学園１年B組に属する渡部　白輝（ワタベ　シキ）。 感情が『色』で分かる彼女だが、高等部に入学して、松永　颯風（マツナガ　ハヤテ）という人間に出会って……？ 【４章スピンオフ】 「『NO』と言えない宮田さんは、多分アイドルに向いてない」 小さい頃からアイドルに憧れていた宮田志保（ミヤタ　シホ）。 念願だったアイドルの夢を叶えるが、自己主張が苦手な彼女にとっては厳しい道のりで……。

人は、何をもって「人」となるのでしょうか。 連載している「夜明けとマンドリン」という作品に対する思いも含めて書かせて頂きました。

「いじめられる理由」を、いじめられる側は持ち得ないのでしょうか。 いじめられることに対して、社会のどんな言葉もなんだかしっくりこなかった、卑屈な私なりに、思ったことを考えを書きました。

武道　春（タケミチ　ハル）、４６歳、独身。 仕事は、害虫駆除である。 ※虫の描写が出てきます。苦手な方はご注意下さい。

「優しさ」に対して不器用な、とある伝えたい人に伝わると嬉しいなと思って書きました。

君に恋した僕は、卒業式を迎えた。