10月31日ハロウィン。それはお菓子をもらう日、コスプレをして騒ぐ日、街中が彩られる日、そして何かが起こる日でもある。
毎日のハロウィンが予定もイベントもなく退屈であることを嘆く高校生の里郷和哉(りきょう・かずや)はクラスメイトの樫木智(かしのき・さとる)に放課後の学校に誘われる。
今年のハロウィンはいつもと違う特別なものになると胸を躍らせながら日没の校舎を歩く和哉。突然話しかけて来た用務員さんに事情を説明すると今すぐ帰るようにと強く警告される。一体何故?そして用務員の警告を無視して樫木に会いに行こうとした和哉が見たものとは?
ハロウィンは決して退屈な日ではない。特別な日だ。いつかそう思えるだろう。