ここは少し未来の話。
現代では人々が簡単に〝浮く〟ということができ、色んな〝あんなことあったらいいな〟というものが開発されてきた。
と言ってもかなり平和で、今日は人が浮けて五周年と盛大なお祝いが行われた。
そんなお祝い中に事件は起きた。
それは、人々が話すことができなくなった。
そんな中で私・成田 星(なりた せい)は、話すことができた。
そして私の意志があると、触れた人は話せるように戻るらしい。
話すことができなくなって、最初の夜は夏にはありえないほどの凍えるほどの寒さが襲ってきた。
そして、大人が見当たらない。
どういうわけか、逃げ遅れた大人は子供に戻ってしまうらしい。
そんな中で集まった(子供の姿の大人五人含む)子供、十二人で生き残る物語