国王「勇者よ、魔王を討て!」勇者「……いえ、“対話”の余地はないのですか?」
【剣も魔法も平凡な青年が、“論理”ひとつで世界に挑む――】
神託により勇者に選ばれた青年アルガス。
だが彼は、魔王討伐という絶対命令に異議を唱え、「まずは交渉を」と提案する。
戦う力も、煌びやかな才能もない。
彼にあるのはただ一つ――論理と理性という「言葉の刃」だけ。
仲間たちと支え合いながら、
魔物の謎、人と人の対立、そして魔王の真実に迫る旅が始まる。
迷い、衝突しながらも絆を深め、
アルガス自身もまた「勇者とは何か」という問いに向き合っていく――
これは、言葉で世界を切り開こうとした“異端の勇者”の物語。
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