いにしえの遥か昔―――。
北の尚景、東の冲景、南の蔡景、人呼んで「三景の地」と呼ばれる場所があった。
三景の覇権を巡って、各地で長きに渡る戦乱の世が続く中、南の蔡景にある大国、紫微国の大王クァク・ソンドは、三景統一に一番近い王だと言われている。
その紫微国の辺境の街で育ったスハは、超がつく程生真面目な父と、激がつく程優しくて働き者な母のもと、今日も元気に走り回る。
そんなある日、王宮からある隊列がやって来たことにより、スハの運命が大きく動き出す。
生まれる前からその宿命に翻弄される少年の成長・英雄譚です。生まれる前、少年時代、成長して―――と進めていく予定です(*’ω’*)