「自由な船を造る」そんな夢をもつ船舶工学大学生「波城 碧(なみしろあおい)」は自分の夢が叶わない事を悟り思い悩んでいた。
夢の造船設計士になっても必要な用途に合わせて必要な形に造るだけ。それは碧の夢と正反対の事であった。
そんな事を考えながら図書館の棚を眺めていたらある古い本が目に入る。
その本を開くと碧は光に包まれて、魔法が存在する異世界の島国、「レヴァンクレス皇国」に召喚されてしまった。しかも何故か皇帝から「軍神」と呼ばれなんやかんやで海軍元帥に!?
これは戦争になれば一瞬で亡国と化すの弱小島国国家で大の船好きバカが奔走する物語。
蒸気機関も火薬も無し、魔道具すら未発達の中世文明世界で最強の海軍を結成する!無いなら一から作ればいい!
魔法と重工業、軍事と政治が交差する新異世界物語!