人類は悪魔の侵攻によって大きな打撃を受け最後の砦となる国『フロンディテ』へと逃げ込み、悪魔たちへの対抗手段を生み出すことにした。
悪魔たちへの対抗手段。それがドラゴンマスターの言い伝えであった。
言い伝えとは、かつて悪魔たちに世界を奪われ人類の滅びが間近に迫ってきたとき一匹のドラゴンと一人の者により悪魔たちを封印させ、世界を取り戻した、というものである。
この世界のドラゴンは悪魔と手を組み、人類と神を脅かしている。
しかし国王はドラゴンマスターの存在を信じ、まずはドラゴンマスターとなりえる卵を作ろうと学校を作った。
クラスを作り、各クラスにその道のプロッフェショナルをつけさせた。
人類は最後の希望を若者たちに託した。
そして学校入学前。ここにも一人、悪魔たちに抗う力を求めてやってきた――