歌陽都アパート。
このあたりでは有名な、変人ばかりが集まると言われるアパート。
零虍《れいこ》「歌ってかとも読むでしょ?陽はひ、都はと。かひと、これを漢字に直すと【変人】
ね?変人アパートでしょ?」
零央《れお》「ちょ、零虍!自分の家をそんな風に言うなよ!」
歌陽都《かよと》「零虍……。それは俺が変人だってことか?」
零虍「あら歌陽都、そんなこと言ってないわよ?」
歌陽都「ならいいんだが?」
零央「二人とも!喧嘩は駄目だぞ!」
零虍「だって零央、買い物していたら聞こえたんだもの」
歌陽都「まぁ、霊を呼び寄せる零虍に、夜だけ大人に戻る零央、そして不老不死の俺。充分変なアパートだろうがな」