日本に新たに制定された制度「社会非貢献者削減制度」それは、不要な人間を全て抹殺するというものだった。
とある冴えないサラリーマン岡本史哉は、突然この制度で不要な人間を殺す施行人を一年間やることになる。
ただただ循環するだけの無意味な毎日が憂鬱だった彼は葛藤の末その仕事を引き受ける。
だが彼に待ち受けていたのは人殺しとしての壮絶な一年だった。
様々な事情を抱えターゲットとなる人々の思いが交錯する中、彼は本当に人を殺すことが出来るのだろうか。
そして突然制定されたこの制度の謎。果たして岡本はすべてを解き明かす事が出来るのだろうか。