外界と隔絶された空間「プラント」。そこで生まれ育った"11番"と呼ばれる少女は、日々厳しい訓練と教育を受け、「子ども」の一人として過ごしていた。知識と技術を叩き込まれ、戦闘術を鍛え上げられる日々。だが彼女は、子供たちの中で唯一、教団への忠誠心が希薄だった。
外の世界を知らぬまま、仮想の風景に憧れ、束の間の安息を与えてくれるアンドロイド"レイ"を母のように慕う。
―そんな彼女に待つのは、教団による試練であった。
数々の試練を乗り越え、少女は水槽の中で光となる。
今、少女の絶望の記憶と、無双劇の英雄譚が始まる。