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連載 44エピソード
麒麟と狼――それは、『正しさ』と『強さ』の象徴だった。 かつて混乱の大地を治めた王には、神の使いが仕えていたという。 ひとつは狼――力で敵をねじ伏せる、獣たちの王。 もうひとつは麒麟――清らかな心で人々を導く、聖なる存在。 神は告げた。「狼は汝に力を、麒麟は汝を正しき道へ導かん。」 だが、王の死とともに国は分かれ、獣がはびこる混沌の時代が訪れた。 そして、狼も麒麟もその姿を消した――。 神の言葉は聖典となって語り継がれたが、信じる者、疑う者、そして利用する者。人の心は三者三様に揺れていた。 そんな中、獣に襲われた一人の少年がいた。 彼を救ったのは、『麒麟の化身』と呼ばれる女兵士。 少年は剣を取り、運命を背負いながら、自らの道を歩み始める。 『正しさ』とは何か。『強さ』とは何か――その答えは、どこにあるのか。 彼らの優しい心は、やがて人々の思惑に翻弄されていく。 ※シリアスな世界観ですが、キャラクター同士の掛け合いにユーモアが混じる様を目指しました。本編が完結したら、彼らの日常(バタバタ風景)も描いてみたいと考えているところです。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年05月10日
BK小説大賞 HJ大賞6 集英社小説大賞6 ギャグ シリアス 西洋 中世 ミリタリー 悲恋 ESN大賞8 SQEXノベル大賞2 聖典 キネノベ大賞12 ネトコン13感想 読了時間:約659分(329,179文字)