この星は昔、能力者の世界だった。
光、闇、火、緑、水の能力が元となり、闇からは未来予知、緑からは花、などの細かな能力へと派生していく。特に闇は他の能力に比べて、圧倒的に派生する種類が多い。そのようにして、さまざまな能力を持つ能力者たちが暮らしていた。
派生前の五つ柱が能力者の中では強力で、その中でも、光は一番上とされていた。なぜなら、光は唯一、回復の能力を持つからだ。攻撃されてもすぐに回復し、病気にもかからない。さらには、周りの人々をも癒し、心の病気さえも治す。
だが、そんな平和な時は段々と壊れていった。派生した弱い能力者から順に、能力が消えていったのだ。
今現在、能力者は星の数%しか存在しない。さらには、無能力者となった人々は自分達にはない力で悪事を犯すようになるのではないか、と能力者を恐れるようになり、能力者は見つかり次第捕まり、強制収容所に送られた。そこで能力を使い、働かせるのだ。
数少なくなった能力者たちは、無能力者に捕まらないように、無能力者のふりをして暮らしていた。しかし次第に衝動を耐えられなくなった能力者たちは無能力者を攻撃し始めた。だが、無能力者が開発した道具によって止められ、次々と収容所に送られていくのだった。
そんな情勢の中で繰り広げられる、当主の娘で光属性の光姫と、緑属性の杏哉、水属性の悠、闇属性のメイサの四人によって繰り広げられる、現代ファンタジー青春物語。
追記:2000PV突破しました。皆様、本当にありがとうございます。
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