新卒一年目で医療系の現場に入った''私''は世間的な感染症蔓延もあり、数ヶ月遅れで新人歓迎会に参加することになった。それまでお酒と無縁であったが、新人歓迎会を境に、お酒の魅力を知る。しかし、仕事のストレスや人間関係に悩むと、お酒の力を借りることが多くなり、次第にお酒に依存していってしまう。そんな日々を過ごしていたある日、夜間外来当番であることを忘れ、お酒を飲んでしまっていた''私''は、夜中の呼び出しで飲酒運転に手を染めてしまう。その時はなんのトラブルもなく終えることができてしまったことで、次第に飲酒運転は犯罪・危険な行為という当然の意識が薄れ、自分だけは大丈夫などという思い上がりにも似た正常性バイアスがかかっていく事となる。
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