作品一覧全2件
代表作 連載 11エピソード
競馬好きのサラリーマン・圭介(35歳)は、交通事故に遭い、魔法と競馬が支配する異世界「エクウス王国」に転生する。 その王国では、魔法馬を駆使した競馬が経済の中心となっていたが、かつて名門だった競馬場「グリーンフィールド」は、経営難と騎手不足で倒産寸前の状態に。圭介は女騎士で支配人のリーナに頼まれ、競馬場再建を引き受ける。
作品情報
空想科学[SF]
最終更新日:2025年03月31日
GOマンガ原作者大賞 春チャレンジ2025 ギャグ シリアス ほのぼの 男主人公 人外 和風 現代 未来 職業もの 魔法 超能力 異世界,競馬,王国 読了時間:約41分(20,029文字)
連載 完結済 18エピソード
「草で未来を変えるんです」 そう語った男の名は――三宅行成。 かつて数々の“夢のビジネス”を語り、多くの金と信頼を吸い上げてきた、伝説の詐欺師。 彼が次に仕掛けたのは、**存在しない「草の水耕栽培装置」**だった。 その名も「グリーンエイド・ホーム」。 アメリカ製の超ハイテク機械を日本でコンパクトに再現、 畳2枚のスペースで1日10トンのチモシー(牧草)が生え、 補助金制度との組み合わせで装置代どころか“お釣り”が返ってくる―― そんな“夢のような話”を信じ、地方の酪農家、老人ホーム、投資家、自治体職員たちが、次々とこの構想に惹かれていく。 詐欺であることを知りながら加担していた若き弟子・陽太。 違和感を抱き、調査を始める市役所職員・佐倉美咲。 そして、騙された祖母の「それでも信じたことに悔いはない」という言葉を受け、本物の装置を作ろうと決意する少年・佐藤翔太。 “信じた者”“騙した者”“見抜いた者”“それでも育てようとする者” ――四者の視点が交差し、物語はやがて大きなうねりへと進んでいく。 詐欺が暴かれ、夢は崩壊し、怒りと絶望が社会を包む中で、 それでも一人の少年は、小さな本物の草の機械を完成させる。 そして、あの詐欺師と向き合い、こう言うのだ。 「だったら僕が、本物の草を育てます」 この物語は、詐欺の話ではない。 嘘の中に“本気で信じた誰か”がいた時、その夢を誰が育て直すのか――という物語である。 “草で世界を変える”という嘘が、 やがて本当の希望になるまでの、 優しくて、静かで、力強い“最後の収穫”の記録。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年04月17日
春チャレンジ2025 シリアス 現代 日常 水耕栽培 夢 詐欺と希望 信じた先の正義 嘘から育つ夢 伝説の詐欺師 仮想通貨 再生と贖罪 読了時間:約42分(20,790文字)