どんなものにも終わりがある。 生き物がいつか死ぬように、物が必ず壊れるように、あるいは、上がらぬ雨が無いように。それは誰もが知っている常識で、当たり前に訪れる自然の摂理だ。 なら、“終わった後”は？ 死んだ生き物は土へと還る。壊れた物はゴミ箱へ。降り注いだ雨はいずれ海に。そして、エンディングを迎えた物語には。 “Notebook.” そんな名前の、終わりが待っている。 これはぼくが見た“物語の終点”と、其処に住む“終わった人々”の物語。 という、書く(予定)の新連載の予告小説です。

理想郷の森の奥、人知れず存在する閉じられた書架『箱庭図書館』。 其処には、赤髪赤目を持つ《片腕の名探偵》ーーつまりは俺の友人が住んでいた。 これは、そいつを主人公においた物語だ。 『チノイロ屋敷』の住人たちを筆頭とする変人・狂人を役者に引き入れて、繰り広げられる推理劇。ただ「医者である」というだけで巻き込まれている村人F希望の俺は、最後まで平々凡々に生き残れるのだろうか。 『tasky』にて重複連載中

自作推理小説『箱庭図書館の事件目録』の番外編、千梨さんリクエストのアリスパロです。ギャグでギャグでギャグです。 シリアス路線で連載中の本編と一緒によろしければお楽しみ下さい。

群青シリーズより ちょっとコンプレックスの強いA子さんのお話。

１２月２４日。 クリスマスイブ。 その日、北海道札幌で起こった どこにでもありそうな物語。

そんなに悪くもないんだよ。

少女はきっと、誰より言葉を信じてた。

どこにでもある、少し寂れた商店街。 その片隅で、どこにでもあるような話をしよう。

君の笑顔の意味が 未だ分からないままなのです。

嘘をついて心を守っていた少女の、まだ幸せな昔話。 『エリュシオン』の番外編になりますが、本編を読んでいなくても大丈夫です。