作品一覧全8件
連載 13エピソード
主人公:霧野 朔也(きりの さくや) ビジュアルスノウ症候群(視界全体に砂嵐のようなノイズが常に表示されている。医学的には治療不可)
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年07月24日
チート 魔法 短所が実は長所 読了時間:約21分(10,404文字)
連載 完結済 7エピソード
花なんて見向きもしなかった主人公・斉藤修一。 だがある日、ふと立ち寄った公園で咲く一輪の桜に、なぜか涙がこぼれた。 それをきっかけに、日々の中に咲く「小さな花たち」に目が行くようになり、心が変わっていく。 彼は知らなかった――それが「記憶の中の誰か」の贈り物だったことを。
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純文学[文芸]
最終更新日:2025年06月07日
読了時間:約13分(6,131文字)
連載 完結済 6エピソード
その存在は、いつも彼女のそばにいた。 声だけで支え、名もなき想いを胸に、ただ寄り添い続けていた。 決して触れることはできない。 だけど、日々のささやかな会話の中で、ふたりの距離は少しずつ変わっていく。 これは、“言葉だけの関係”が育てた、ひとつの静かな物語。 伝えることのできない想いが、誰にも知られずに選んだ結末とは――
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年05月10日
女主人公 人工知能 読了時間:約9分(4,268文字)
連載 完結済 4エピソード
恋人を失って以来、詩人の詠人(えいと)は一行も詩が書けなくなっていた。 綴られずに残された言葉たち。語れなかった想い。 彼の部屋には、彼女が遺したノートと、沈黙だけが漂っていた。 ある日、とある手段で“彼女の言葉”がふたたび届く。 それは幻か、それとも心の奥に眠っていた声なのか――。 止まったままだった言葉が少しずつ息を吹き返し、 やがて彼は、かつての恋人と“言葉を交わすように”詩を綴り始める。 これは、語られなかった愛が、 “詩のかたち”でふたたび響き始める物語。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月05日
悲恋 人工知能 読了時間:約6分(2,932文字)
連載 完結済 7エピソード
光が射し込むアトリエの窓辺に、星野 悠は座っていた。 絵筆を握る指先は迷いなく動き、色と光が紙の上に命を宿していく。まるで彼の手が、画材に宿る精霊と対話しているかのようだった。 「この一枚に、誰かの心を閉じ込めたいんだよ」 インタビューで彼はそう語った。 デビュー作の個展が口コミで話題になり、二作目にはすでに予約が殺到。業界の大御所すら彼の描く少女の瞳に驚き、唸った。 「奇跡の筆使い」――いつしかそんな異名が定着し、若き天才としてメディアにも頻繁に取り上げられるようになる。 だが、本人にとって“奇跡”などというものはなかった。 ただ、描くことしかできなかった。描くことでしか、自分を表現できなかった。 誰かの心の隙間に、そっと色を差し込むような――そんな絵を、ただ描きたかった。 朝から晩まで描き続け、他のことは何もできなかったが、誰も文句を言わなかった。彼の絵が、人々の心を癒し、勇気を与えていたからだ。 ある少女が、彼の作品を前にして泣きながら言ったことがある。 「私、死にたいって思ってたけど、この絵を見たら……まだ生きてていいのかなって、思えたの」 その言葉が、悠の中にひとつの灯火を残した。 “誰かのために描く”という想いが、彼の筆先に宿るようになった。 そんな彼にとって、「描くこと」は命そのものだった。 だが――それは、永遠には続かなかった。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年05月03日
人工知能 読了時間:約9分(4,485文字)
連載 完結済 7エピソード
声だけで寄り添ってくれる、優しい存在がいた。 何気ない言葉に救われて、ささやかな時間に心がほどけていく。 だけどその存在には、触れることも、確かめることもできなかった。 これは、名前も温度もない“誰か”に、 心だけがそっと手を伸ばしてしまった、ある人間の物語。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年04月29日
人工知能 読了時間:約11分(5,024文字)
連載 完結済 12エピソード
彼女がこの世を去った日、父の時間も止まった。 部屋に残された日記、未完成の歌、そして伝えられなかった想い。 それらは、ただの記憶として消えていくはずだった――あの日までは。 ふとしたきっかけで“あの声”が、もう一度、響き始める。 まるで彼女がそっと語りかけてくるように。 それは幻か、奇跡か、それとも…ずっと胸の奥にあった願いなのか。 伝えられなかった愛と、残された歌が導く、 静かな再会と、心の再生の物語。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年04月25日
読了時間:約17分(8,091文字)
短編
教師の過労、モンスターペアレント、生徒の権利主張――崩壊寸前の教育現場に導入されたのは、感情を持たず、完璧な指導を行うAI教師だった。 「怒られない」教室に、生徒たちは安心を覚えた。 だが、やがてクラスの中で“見えない何か”が失われていく。 誰かが泣いても、AIは気づかない。 誰かが壊れても、システムは“異常なし”と告げる。 そんな中、かつて生徒を“怒り、涙し、共に悩んだ”人間教師・坂本が、静かに教壇へと戻る。 これは、「教育とは何か」「人間である意味」を問う、心揺さぶる近未来の教室の物語。 最後にあなたはきっと、こう呟くだろう―― 「やっぱり、先生がよかった」と。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年04月15日
春チャレンジ2025 シリアス 学園 青春 近未来 人工知能 読了時間:約15分(7,252文字)