作品一覧全1件
連載 7エピソード
かつて地球の資源が枯渇し、人類は火と争いの時代「イグニス・エラ(Ignis Era)」を経て、 星と星を衝突させて資源を生み出すという“星衝融合”技術によって「ルーキス・エラ(Lucis Era)」――光の時代を迎える。 だが、技術は平和だけをもたらさなかった。 進化を否定する者たち、星衝融合に背を向ける者たち。 そしてある日、星の外から現れた異質な“影”――人類の知らぬ“終わり”の気配が、静かに宇宙に侵食を始める。 その兆候は、国家管轄外の宙域で起きた掃討任務中に現れた。 正体不明の艦影、歪む空間、そして、既知の兵器体系を超えた“未知のギア”が、 アグノテウム軍とスカーヴァンの戦術機を次々と沈黙させていく。 それは、圧倒的な力をもって何も語らず、ただ淡々とすべてを破壊していった。 その惨劇の先に、ひとりの技術士官がいた―― かつて「虚構」と嘲笑された未完成のエネルギー理論に、ただ一人で向き合い続けた男。 そして、彼が拾い上げた“異形のエンジン”。 物語は、やがてそれを「動かす者」の手に託されていく。 これは、妄想と技術、信念と想像が交差する世界で、 “虚構”から始まる人類最後の抵抗の物語――《Imagedia》の始まりである。
作品情報
宇宙[SF]
最終更新日:2025年06月01日
シリアス 未来 ロボット 群像劇 ミリタリー 近未来 部隊もの 成長 戦争 男主人公 読了時間:約87分(43,446文字)