作品一覧全9件
代表作 連載 完結済 16エピソード
過去を写す力を持つ「夢写師」のルカは、霧梁県の山間の町・久遠木にある写真館を営んでいる。ある日、黒い狐の面を被った青年・クロが現れ、「お前の写真の中に神の欠片がある」と告げる。実は10年前、ルカの姉・チヨは暴走した狐神を封じるため自らの体を器とし、神の力は9つの欠片となって散った。封印の代償として姉の存在は人々の記憶から消えつつあった。クロと共に神の欠片を求めて朽ちた温泉宿、沈んだ遊園地などの廃墟を巡るルカ。しかし欠片を使うたび大切な記憶が失われ、写真館の地下にある「現像室」で待ち受ける最終選択——姉の命か、姉の記憶か。忘却と記憶の狭間で、ルカは何を写し取るのか。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年05月05日
ネトコン13 集英社小説大賞6 シリアス 青春 ファンタジー 民俗ホラー 和風ファンタジー ネトコン13感想 因習村 読了時間:約419分(209,402文字)
連載 3エピソード
誰が最初だったのか。 何が終わったのか。 この学校で始まったその「異変」は、きっと幸福の始まり。 「この町のネコ、やっぱりおかしい」の前日譚になります。 https://ncode.syosetu.com/n1753kp/
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ホラー[文芸]
最終更新日:2025年06月24日
HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 怪談 ホラー ミステリー 恐怖 怪異 あやかし ネトコン13感想 読了時間:約15分(7,042文字)
連載 69エピソード
過去を写す力を持つ「夢写師」のルカは、霧梁県の山間の町・久遠木村にある写真館を営んでいる。ある日、黒い狐の面を被った青年・クロが現れ、「お前の写真の中に神の欠片がある」と告げる。実は7年前、ルカの姉・チヨは暴走した狐神を封じるため自らの体を器とし、神の力は9つの欠片となって散った。封印の代償として姉の存在は人々の記憶から消えつつあった。クロと共に神の欠片を求めて朽ちた温泉宿、沈んだ遊園地などの廃墟を巡るルカ。しかし欠片を使うたび大切な記憶が失われ、写真館の地下にある「現像室」で待ち受ける最終選択——姉の命か、姉の記憶か。忘却と記憶の狭間で、ルカは何を写し取るのか。 前日譚「夢写師と白い狐 ―記憶を紡ぐ、写し世の欠片―」との整合性を合わせた加筆修正版になります。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月24日
ネトコン13 集英社小説大賞6 シリアス 女主人公 和風 平成 冒険 青春 現代ファンタジー 因習村 民俗ホラー 読了時間:約230分(114,732文字)
連載 81エピソード
▶「夢写師と黒い狐の廃墟録 ―光と影の記憶譚―」の前日譚 1994年、霧梁県・久遠木村。 霧深い山村に暮らす橋爪チヨは、“魂写機”という特別なカメラで人々の記憶と想いを写し取る「夢写師」だった。彼女は幼い頃に両親を亡くし、妹ルカとふたりで写真館を営みながら静かに生きていた。 だが、村を覆う霧に異変が生じ、失われた記憶、薄れる写真、人々の心の影が村全体に忍び寄っていく。やがてチヨの前に九つの尾を持つ白狐――“シロミカゲ”が現れ、伝説の封印が綻びつつあることを告げる。 村を守るためには「九つの欠片」を集め、霧姫の封印を再び完成させなければならない。そしてその旅は、夢写師自身が自らの“感覚”を一つずつ差し出していく代償の旅でもあった。 光、色、味、音、手触り、声――そして、存在そのもの。 欠片を手にするたびに何かを失っていくチヨ。それでも彼女は妹ルカを、幼馴染の健司を、そして村の人々を守るために祈り続ける。 「わたしが消えても、写し世に想いが残るなら、それでいい」 祈りと記憶が交錯する写し世と現世。 やがて明かされる“影写りの巫女”の真実と、“七時四十二分”に込められた哀しき約束。 写真の中に封じられた想いは、時を超えて誰かの心に届くのだろうか―― これは、記憶と光を写す巫女が、愛する者たちにすべてを託して消えていく、静かで美しい喪失と再生の物語。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月24日
ネトコン13 集英社小説大賞6 シリアス 女主人公 和風 平成 青春 現代ファンタジー 和風幻想 因習村 ネトコン13感想 読了時間:約188分(93,757文字)
連載 14エピソード
20の部屋。1247回目の絶望。記憶が腐る音がする。 目が覚めたら、知らない部屋にいた。 「記録者ナンバー1247」——壁に刻まれた文字。 そこは“記憶の残滓”が蠢く、異形の空間だった。 出口は見えるのに、たどり着けない。 かつての“僕たち”の影が声を発し、鍵が足りず、言葉が崩れる。 20の部屋を抜ければ帰れるというが、 手にしていたはずの「マスターキー」は、第1の空間で落としていた。 これは、記憶と空間に喰われる青年・悠の物語。 そして、読者である“あなた”に遺された、1247通目の手記。 ――忘れていたのは、本当に記憶か。それとも、自分自身か。
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ホラー[文芸]
最終更新日:2025年06月23日
ネトコン13 集英社小説大賞6 シリアス ダーク 男主人公 和風 現代 ホラー ループ 異空間 サイコサスペンス メタフィクション 一人称 デスゲーム 読了時間:約102分(50,882文字)
連載 2エピソード
機械音痴JKが廃墟で覚醒!? 軍艦島フォトグラメトリ30日間戦争! 高校3年生の田中ユイが目覚めると、見知らぬコンクリートの部屋にいた。窓の外には廃墟群と青い海。ここは端島、通称「軍艦島」と呼ばれる無人島だった。 部屋には最新のカメラ3台、ドローン2機、そして100万円超えのハイスペックPCが置かれている。モニターに浮かび上がったメッセージは衝撃的だった。 『この島の全建造物をそれなりにフォトグラメトリでデジタル化するまで、あなたはここから出られません。期限は30日』 「それなりってなに!?」と叫ぶユイ。基準も分からないまま、聞いたこともないフォトグラメトリという技術に挑むことに。マニュアルを読むと、それは写真から3Dモデルを作る技術だという。しかも、建物を360度あらゆる角度から撮影し、隣り合う写真を60〜80%重複させる必要があるらしい。 機械音痴のユイは、まずカメラの基本操作から苦戦する。SDカードの入れ方も分からず、入れる向きを間違えて10分も格闘。ようやく撮影を始めたものの、どこをどう撮ればいいのか分からない。 試しに建物を正面から1枚だけ撮影してPCに取り込むと、『エラー:写真が不足しています。多数の写真が必要です』の表示。仕方なく建物の周りをぐるぐる回りながら100枚撮影するが、3時間かけて処理した結果は穴だらけのスポンジのような3Dモデル。 「これって『それなり』に入るの...?」 5000人が暮らした巨大廃墟群を、たった一人で30日以内にデジタル化する。受験生なのに、とんでもない状況に巻き込まれたユイの過酷な挑戦が始まった。 「実験系・孤独成長×ゆる青春系フォトグラメトリ小説」乞うご期待!
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月15日
ネトコン13 集英社小説大賞6 ほのぼの 女主人公 職業もの 冒険 日常 青春 軍艦島 ゆる絶望系 フォトグラメトリ 技術系女子 出られない部屋 日常崩壊 デジタルツイン 読了時間:約7分(3,260文字)
連載 完結済 18エピソード
撮るたびに世界が壊れる!? 美少女AIと影なき美少年との三角関係! 廃墟写真部の部長・海野ユイは、ある日、取り壊し予定の廃鉱山で不思議な体験をする。祖父の形見のフィルムカメラが突然光り出し、ファインダーに映った美しい少年を撮影した瞬間――世界が崩壊し、彼女は異世界《写し世》へと飛ばされてしまう。 そこは、あらゆる記録が実体化する不思議な世界。 ユイを待っていたのは、効率至上主義の美少女AI・ミルと、影を持たない記録の少年・セピアだった。 「君のカメラには、この崩壊しかけた世界を救う力がある」 かくして、アナログカメラ×デジタルAI×記録の少年による、世界を守る冒険が始まる。 撮るたびに誰かの記録が消え、守るたびに新たな危機が訪れる。 そんな中で芽生える、三人の特別な絆とは――? 写真を撮ることの意味、記録することの重さ、そして大切な人を想う心が交差する、切なくも温かい異世界ファンタジー! ▼作品の魅力 ・独特な三角関係:恋愛とも友情とも違う、ユイ・ミル・セピアの特別な絆 ・成長物語:効率しか知らなかったAIが、涙を流し、嫉妬を覚え、愛を知っていく過程 ・アナログ×デジタル:フィルム写真の「重み」がデジタルの「量」を超える、現代的なテーマ ・愉快なサブキャラ:それぞれが特別な能力と背景を持つ、個性豊かな仲間たち 笑いあり、涙あり、そして最後には心温まる希望が待っている―― これは、「記録」することの本当の意味を問いかける、新感覚ファンタジーです。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月15日
ネトコン13 集英社小説大賞6 ほのぼの 女主人公 和風 現代 冒険 青春 パラレルワールド 読了時間:約87分(43,143文字)
連載 完結済 23エピソード
これは、わたしが集めた——いえ、集まってきた記録です。 廃墟写真家の失踪から始まりました。最後の投稿には、こう書かれていたんです。 「この町のネコがおかしい」 それだけで、写真も位置情報も、添付もありませんでした。 最初は、ただの興味本位でした。でも今思えば、呼ばれていたのかもしれません。 似たような話を拾い集めてみたんです。SNS、ブログ、動画のコメント欄、図書館の片隅にあった記録。すると奇妙なことに気づきました。 どの話にも、決まって"ネコ"が登場していたんです。それも、普通じゃない。写っていないはずの写真。記録されていない鳴き声。見ていたはずなのに、見られていたような感覚。 そして、わたしも、その町に足を踏み入れてしまった。 これは観察の記録です。わたしが観察した町の、……いえ、正しくは、"観察された"記録です。 あなたがこれを手に取ったのも、きっと偶然ではないのでしょう。
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ホラー[文芸]
最終更新日:2025年06月14日
ネトコン13 集英社小説大賞6 シリアス 現代 群像劇 ミステリー 怪談 ホラー 恐怖 怪異 あやかし ネトコン13感想 読了時間:約120分(59,647文字)
連載 28エピソード
2025年、ロンドンに住む平凡な一家、マクレーン家。父ティム、母メアリー、そして3人の子供たち、アール、ヴァージニア、ジュディ。週末の家族旅行へ出発した彼らを、突如異変が襲う。不気味な霧、異形の赤い粒、そして異常な音。平穏な日常は、一瞬にして悪夢へと変わる。混乱の中、一家は2037年の荒廃した未来へとタイムリープしてしまう。そこは、ナノマシンと呼ばれる技術の暴走により、世界が崩壊した後の世界。人類はわずかに生き残るのみで、怪物化した生物が跋扈する絶望的な光景が広がっていた。謎の女性レイナの導きで、人類最後の砦「セクター7」へと辿り着くティム一家。しかし、そこもまた安全な場所ではなかった。少ない食料、過酷な労働、そしてナノマシンに侵された人々。セクター7での生活は、想像を絶する厳しさだった。それでも、住民たちの間には絆が生まれ、互いに支え合いながら生きていた。ティム一家も、新たな隣人たちとの交流を通して、セクター7での役割を見つけ始める。しかし、そんな彼らの前に、記録保管者ハーヴェイが現れ、衝撃的な真実を告げる。ナノマシンの起源、大崩壊の真相、そしてティム一家がタイムリープしてきた理由。それは、過去を変え、未来を救うための希望だった。レイナの死、そして彼女が残した言葉を胸に、ティム一家はエリザとの戦いに挑む。過去を変え、未来を救うために。彼らは絶望的な未来で、希望を掴み取ることができるのか?これは、タイムリープ、ナノマシン、ディストピアというSF要素を巧みに組み合わせ、人間の業、愛、そして希望を描いた壮大な物語である。
作品情報
パニック[SF] 残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月30日
シリアス 現代 未来 タイムリープ 近未来 ディストピア ナノマシン 世界崩壊 ホラー 怪物 読了時間:約301分(150,232文字)