この物語は、まだ誰も知らない“聖剣の乙女”を巡る、恋と運命の物語。
天然で少しぽやっとした貴族令嬢アリア。
これは、とある王国で囁かれる “皆既日食の乙女” の伝承から始まる物語。
日が月に隠れ、世界が闇に包まれた瞬間に生を受けた少女、アリア。
その存在は聖剣の加護を授かりし者として、国の象徴と讃えられるはずだった——
……のだが、本人にその自覚は一切なし。
「結婚? 面倒だし、ずっと実家で紅茶飲んでたいなぁ」
「お世話はセドリックがしてくれるし、これで充分よね?」
そんなアリアの前に現れたのは、強引で少々(かなり?)怖い伯爵、キース。
何故か彼は、アリアに妙に執着し、ときには脅迫状(!?)まで送りつけてくる始末。
——聖剣の加護と伯爵の執着が交錯する、少し不思議で、かなり甘くて、
時々ハラハラするラブストーリー。
HJ大賞6 ネトコン13 女主人公 聖剣 乙女 令嬢 執事 騎士 シリアス ほのぼの
読了時間:約388分(193,884文字)