神聖ルドベキア帝国の伯爵家令嬢ライラ・ローズクオーツにはとある秘密がある。
それは、かつて帝国と戦争をしていた隣国、サンビタリア王国で救国の聖女をやっていた前世の記憶があることだ。
王国の救世主として戦場で幾度となく帝国軍を撃退し、最期は王国の上層部の謀略で冤罪を吹っ掛けられて公開処刑された忌まわしい前世の記憶。
その記憶に悩まされながらも新たな人生を満喫していたある日、ライラは皇帝主催のパーティーに招かれ、そこで前世——聖女だった時代に因縁があった皇太子コレウスと再会する。
これは、再会から始まる……かもしれない前世の因縁の続き、そして、新たな恋の物語。
なお、皇太子の方は敵国の聖女だった頃のライラに脳を焼かれており、ライラを一目見ただけで転生した聖女だと見破れるほど色々拗らせているものとする。
この作品はカクヨム様で先行投稿しています。
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