極道組織・鮫島会の中でも最強と呼ばれた宮城組所属の伊達正隆(32)は、“宮城の独眼竜”として裏社会に名を轟かせていた。
しかし抗争のさなか、不意打ちによって命を落とす。目覚めると、そこは異世界の玉座の間——!
彼を召喚したのは魔王。理由はただひとつ。「我が娘の婿となれ」
しかもその娘、リリシア(6歳)は初対面で「こわい人きらい」と全力拒否!
……だが、拒否権はなかった。「断れば、死刑」とは魔王談。
しかたなく始まった異世界生活。だが伊達にはチートスキル《鬼家守(おにやもり)》が宿っていた。
掃除・料理・洗濯・育児、すべてが超一流!
そして脳内には関西弁で語りかけてくる神の声「ヤモさん」まで常駐していて……?
これは、極道上がりの男が6歳児に「パパ」と呼ばれ、
嫌われながらも、少しずつ父性と家族の絆に目覚めていく、
笑って泣けてちょっと胸キュンする、異世界家事育児ラブコメである。