この世界では、人はひとつだけ“心紋(しんもん)”と呼ばれる能力を持って生まれる。
それは風を読む者、癒しを与える者、絵を描く者、時に“命を断つ者”すらも。
心紋はその人の“本質”そのものであり、他者に真似ることはできない。
だが、彼──アシェルだけは違っていた。
少年が持つ心紋は、《蒐集家》。
……けれど、その名が意味する真実を知る者は少ない。
一人、また一人と命が散るたびに、彼の内に何かが宿る。
それは祝福か、それとも呪いか。
神も拒む贈り物を手にした少年が、絵筆と剣の狭間で選び取った“最後の祈り”とは。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月06日
ネトコン13 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 ESN大賞9 シリアス ダーク 男主人公 職業もの 魔法 冒険 バッドエンド
読了時間:約50分(24,601文字)