舞台は令和6年春、東京と大阪。桜が咲き始める4月から梅雨明けの7月にかけて、千代田学園で起こる不可解な事件をめぐる学園ミステリー。容姿端麗・成績優秀・空手黒帯の高校生・白井梨華と、大阪から転校してきた勘の鋭い少年・真壁勇輝。ふたりは校内で起きた殺人事件を皮切りに、自らの過去と向き合いながら、複雑に絡み合った謎を追い始める。次第に惹かれ合うふたりがたどり着く真実とは── ジャンルは恋愛×学園×ミステリー。ヒロインの秘めた過去や事件の真相に涙する感動と、ふたりの愛が導くハッピーエンドを描く。

都内にある某進学高校に通う主人公真希と転校生勇輝そしてその同級生達が、とある事件で梨華が巻き込まれる。真希の為に皆んなが一致団結して解決に導く。その後、青春と恋愛、そして難解な事件に巻き込まれてながら警察と協力し解決していく。

高校生の頃から夜尿症を抱える女子・真希は、人に打ち明けられない悩みを胸に抱きながらも、懸命に学生生活を送っていた。誰にも言えない不安、羞恥心、そして将来への不透明な思いに揺れる日々。 大学入学後、真希は先輩の弥生と出会う。弥生もまた同じ悩みを持っていた。互いに打ち明け合い、励まし合う中で、2人は孤独から少しずつ解放されていく。入院治療、失敗の繰り返し、そして社会の中で生きるプレッシャー――すれ違いと支え合いのなか、2人は確かに前へ進んでいた。 そんなある日、真希はサークルの後輩・佳奈の悩みに気づく。年下の佳奈もまた、厳しい家庭の中で自らの夜尿症に苦しんでいた。かつての自分の姿を重ねながら、真希は佳奈をそっと支える存在へと変わっていく。 やがて、それぞれが自らの夢や進路に向かって歩み始める。 弥生は社会人として多忙な日々を送る中で再び壁にぶつかり、真希に支えられる。 佳奈は厳しさと愛情の間で揺れながら、自分の足で立とうと奮闘する。 「自分の弱さを認め、誰かとつながることで強くなれる」 彼女たちの物語は、そんな静かで力強いメッセージを伝えていく。

16歳の真希がいまだに続くおねしょの悩み。誰にも言えず1人悩み自分を責める日々。しかし、ある出会いと手紙をきっかけに同じ悩みを持った人は自分だけではないと知り仲間と共に成長していく。3年間でおねしょは治らず卒業を迎える。同じ悩みを持つ仲間がいること、1人で悩んでいたのは自分だけではなかったことを知る。夜尿症が治ってないと知っても変わらず仲良くしてくれた友達に支えられた真希。いまだ1人で悩んでいる人の為、卒業式でまさかの行動へ