飛行機事故で行方不明となった9歳の少年──九条レンは、
戦争の真っ只中に墜ち、死体の山の中で生き残った。
拾われた先はレジスタンスの野営地。
彼は“少年兵”として、戦場で育ち、殺し、生き抜いた。
──そして8年後。
日本に「保護」された彼は、特殊な教育機関『傭兵アカデミー』に編入させられる。
そこは表向きエリート訓練校、裏では未来の戦争請負人を育てる"実戦予備軍"の育成場だった。
模擬戦、心理戦、私刑、陰謀──。
レンはただ、無感情にそれらを切り裂いていく。
だが、平穏な学園生活には向いていない彼の過去が、
再び“戦場”を呼び起こす──。
孤独な元少年兵が、静かに世界を壊していく。
これは、“戦うことしか知らない少年”が辿る再構築の記録。
HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 シリアス 男主人公 学園 現代 ミリタリー 傭兵 アカデミー 最強主人公
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