作品一覧全4件
代表作 連載 10エピソード
毎日1000字程度の小説を投稿しています _________________________________ かつて、世界は燃えた。 第三次世界大戦──大規模な核戦争によって、人類のほとんどが失われてから約80年。文明は風化し、かろうじて生き残った人々は「群れ」と呼ばれる集落で小さく暮らしている。 琵琶湖のほとりの村に暮らすアーロル、メイト、アスロンの三人は、ある日ふと村を離れ、旅に出ることにした。 目的地はない。ただ、アーロルは本で読んだ世界を確かめたくて。メイトは面白そうだから。アスロンは二人が行くから。 まだ電車が動く地域もあれば、電波塔が鳥の巣になっている地域もある。 滅びかけた文明の跡をめぐり、三人は今日も歩く。静かな風と、ささやかな会話を連れて。 これは、「世界のあと」を旅する、三人の物語。 それでも生きて、笑うための旅。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月08日
ほのぼの 男主人公 女主人公 和風 未来 冒険 日常 たびあと アーロル メイト アスロン 旅 読了時間:約21分(10,046文字)
連載 3エピソード
春。高校入学を迎えた澄乃は、制服にまだ慣れないまま、坂道の途中で見慣れた後ろ姿に足を止める。団子を手に、静かに腰掛けていたのは、数年前に紅葉の坂で出会った青年・蒼だった。 数年ぶりの再会に言葉を交わすふたり。けれど蒼は、どこか当たり前のようにこの町にいた。 澄乃はふとしたきっかけから、彼に「常夜」という古びた温泉宿でのバイトを紹介される。 それは、止まった時を生きる不老の青年と、変わりゆく季節を歩む少女の、静かな日々の始まりだった。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月07日
ほのぼの 現代 日常 青春 不老 読了時間:約6分(2,559文字)
連載 2エピソード
かつて旅の焼き職人だったヨハンは、雪深い辺境の村・トルヴに現れる。目的も語らず静かにパンを焼き続ける彼のもとに、突如現れたのは村の子ども・サリカ。型破りな発想でパンに魚や野草を混ぜる彼女とともに、煙と粉の小さな奇跡が村の片隅で起きはじめる。言葉少なな焼き場に、少しずつ灯る笑いと香り。これは、誰もが手にしたことのある温もりを、もう一度こねなおす物語。
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最終更新日:2025年06月07日
中世 職業もの パン 石 煙 読了時間:約5分(2,473文字)
短編
船の事故で無人島に流れ着いた二人の若者。 生き延びるため協力しながら、互いの過去とこの漂流の“偶然でない理由”が少しずつ明らかになっていく。 彼らが最後に持ち帰るのは、目に見えない“何か”だった──。
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その他[その他]
最終更新日:2025年06月07日
現代 島 読了時間:約3分(1,437文字)