ダンテ・フリント、17歳の少年。マフィアのボスを友達に持つ彼は、ある日ロシアンルーレットに参加させられ、弾が入っていないはずの銃で命を落としてしまう。だが、それはとあるモブキャラが密かに弾を仕込んでいたせいだった。
死後、彼は「世界の通過を司る者」から“無制限・無条件に何でも願える”という力を授かる。
その「通過の管理者」の名は“ルーラー”。彼は天界が主催するイベント「天界の支配権争奪戦」について説明する。その支配権を今、地獄の邪悪な神が掌握しつつあるのだった。(作中では、この天界争奪戦に関心を持つキャラは少なく、多くの人はそんな強大な魔神と戦うなんて無理だと思っている。)
この物語における魔法の力は「魔石」からランダムで引き出される形式。魔石にはレアリティがあり、良い魔法を得られる確率が異なる。
そして、一度魔法を手にした者は“固有魔法”を持つようになり、それと同時に“専用の魔法杖”が生成される。その魔法杖は他人に奪われることが可能で、奪った者はその杖に宿る魔法の力も手に入れることができる。
本作はハーレム系ではなく、ドラマティックでロマンチックなストーリーが主軸となる。