抜刀の剣技を極めた森崎甚助は剣聖と呼ばれた。
そして武芸者・宮本武蔵の挑戦を受ける。
森崎甚助の剣技は圧倒的に宮本武蔵を凌駕していた。
ただ一つの問題は宮本武蔵が実は転生者であったことだ。
魔王の生まれ変わりである武蔵の魔法によってジンスケは初めて決闘に敗れる。
そして決闘に敗れたジンスケもまた異世界へと転生することになるのだった。
死んだはずのジンスケが目を覚ますと、そこは魔物が徘徊するファンタジーな異世界だった。
60歳を過ぎた剣聖が15歳の華奢な美少年に生まれ変わり異世界を旅していく。
その世界は男女比が1対20の女性社会。
男はひ弱で庇護される存在の世界。
武芸者として剣聖として生き、数えきれないほどの人を斬ってきたジンスケが新しい人生に求めたのは平穏な生活だけだった。
それでもやはりジンスケは剣と一緒に生きていくことになるのだった。