かつて、反逆者の汚名を着せられ、軍を追われた過去を持つ青年・レオ。
心も身体も深く傷つき、過去の名誉も肩書きも全て捨て──彼は、生きる意味を探しに、当てのない旅に出ることにした。
孤独な流浪の旅の中で彼が出会ったのは──檻に囚われた、美しい人魚の少女。
エメラルドの尾、氷のように澄んだ瞳。
その姿は伝説そのものでありながら、彼女は確かに生きていた。
名をサリスというその少女は、言葉よりも先に「歌」で、彼に心を伝える。
たった一夜の逃走劇と別れ。
しかし、その出会いがふたりの運命を変えていく。
再会の誓い、精霊の導き、命をかけた試練。
過去の罪と向き合いながら、ふたりはやがて「本当の自由」へと歩み出す。
囚われたのは、心か、それとも運命か。
ひとつの歌が、世界を揺るがす──
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