老舗スーパーマーケット「YUZUNOKI」の創業者が引退を決意。
三兄弟の間で後継者争いと相続問題が勃発する中、外部から招かれたのは“鬼才”と呼ばれる経営コンサルタント・秋葉宗一。
ホールディングス化、M&A戦略、相続税対策――
その裏で、銀行による買収の手が迫る。
銀行、税理士、コンサルタント、家族――
誰が味方で、誰が敵なのか。
企業と家族の未来を懸けた知略と心理の攻防が、会議室という名の戦場で始まる。
最後に爽快な気分になりたい人にお奨め。全21話。
『半沢直樹』『ハゲタカ』に続く、新たな企業経済ドラマ!
【登場人物紹介】
柚木誠司(ゆずきせいじ)(68歳)
創業者で現社長。関東圏で30店舗以上を展開する老舗スーパー「YUZUNOKI」を築いた叩き上げの経営者。
柚木一誠(ゆずきいっせい)(38歳)
長男。YUZUNOKI専務取締役。誠実で堅実な人物だが、時に決断力を欠く一面もある。
柚木二晴(ゆずきにはる)(35歳)
次男。マーケティング事業部長。表向きはスマートだが、裏で外部勢力と通じるなど、野心的な一面を持つ。
柚木三鷹(ゆずきみたか)(33歳)
三男。若くして家業を離れ、独立。現在は飲食店・美容室・ジム・デザイン事務所など複数の業態を経営する若手実業家。
秋葉宗一(あきばそういち)(28歳)
主人公。“鬼才”と称される経営コンサルタント。冷静な分析力と抜群の戦略眼で、柚木家の経営・相続問題に切り込んでいく。
橘正臣(たちばなまさおみ)(36歳)
秋葉の元上司。上場企業の経営コンサル会社元専務で、現在は独立して経営コンサルタント会社を経営。
冬川景子(ふゆかわけいこ)(28歳)
のぞみ銀行の若手行員。誠実で聡明、美貌と実力を兼ね備えたエリート。
桜庭慎司(さくらばしんじ)(36歳)
のぞみ銀行戦略企画室の幹部で冬川の上司。東大卒のエリート。銀行側からYUZUNOKIを巡る動向を注視している。
香川慎一(かがわしんいち)(60歳)
YUZUNOKIの顧問税理士。税金・相続に関する助言を行う冷静な専門家。
小鳥遊舞花(たかなしまいか)(30歳)
三鷹の部下で、飲食・美容部門の統括マネージャー。実務面で三鷹を支える右腕的存在。
ネトコン13 集英社小説大賞6 123大賞6 パッシュ大賞 シリアス 男主人公 和風 現代 職業もの 群像劇 ハッピーエンド 私小説 ミステリー 企業ドラマ どんでん返し
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