無難で平穏な毎日――それが空木みおの高校生活だった。
目立たず、争わず、誰にも嫌われず。
未来の進路も安定していて、何も問題はないはずだった。
だが、ある放課後。
彼女はふとしたきっかけで、“少しだけ違う世界”へと迷い込んでしまう。
そこには、みおと瓜二つのもう一人の「空木みお」がいて、
彼女の代わりのように、完璧にその世界に溶け込んでいた。
日常の裏に隠された、わずかなズレと違和感。
微笑む鏡像、先回りする自分、語られない記憶――。
この世界は何なのか?
「本当の自分」とは何者なのか?
見失いかけた自分を取り戻すため、みおは“パラレルな青春”を歩き出す。
不思議で切なく、どこか懐かしい、もう一つの世界での成長の物語。
ネトコン13 集英社小説大賞6 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 アイリスIF7大賞 アイデジIR大賞 シリアス ほのぼの 女主人公 学園 現代 日常 パラレルワールド タイムリープ
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