「じゃあな」
それが、親友・アキラの最後の言葉だった。
都市のほとんどがAI管理された便利で平和な時代。
誰もが日常をNR(ネット・リザルト)と呼ばれるAIに任せて暮らす現代日本。
そんな中で、突如としてアキラは姿を消した。
NRにすら居場所を追えない。
異常はどこにもない。
――なのに、心はざわついていた。
「アキラはどこに行ったの?」
主人公は、スマホから飛び出してきた謎の猫耳アバター・ニャンと手を組み、失踪の謎を追い始める。
やがて世界の裏側で進行する“計画”に巻き込まれていくことを、この時の彼女はまだ知らなかった──。