如月恭助ミステリーシリーズの諸作品の読みどころを、リーサとまゆゆの迷コンビが分かりやすく解説いたします。ネタバレ寸前の裏話や、作者の苦労談などが満載で、ミステリーをじっくりと読んで楽しみたい方や、これからミステリーを書いてみようとされている方に、少しでもご参考になれば幸いです。

（難易度★★★★） 　日本海に浮かぶ絶海の孤島、佐渡島（さどがしま）。そこで勃発した奇怪な連続殺人事件。十六年前に閉校となった小学校を舞台に、不気味なサスペンスドラマが繰り広げられる。如月恭助ミステリーシリーズ第１１弾となる作品です。 ※この物語はすべてフィクションです。実在の人物・団体・事件等と一切関係はありません。 　実在していた佐渡市立｜川茂（かわも）小学校は、二〇一三年に閉校していますが、本作に出て来る架空の川茂小学校は、二〇〇三年に閉校した設定で、話が進みます。

裏通りに佇む小さな紅茶喫茶店に、美しき女神が現れた！ 　日常的に頻発する小さな事件を、美人女子大生が次々と解決していく痛快ミステリ―短編集。それぞれの事件が章ごとに完結しており、内容も【出題編】と【解決編】とに分割して、読者への挑戦状形式にしてあります。さあ、あなたに事件の謎が解けますか？

（難易度★★） 　愛知県の一宮市で殺人事件が発生した。しかし最有力容疑者は、その日の午前中に新潟市にいたことが判明する。狡猾な犯人が創り出した黄金のアリバイを、果たして我らが如月惣次郎警部は崩すことができるのだろうか。如月恭助シリーズの記念すべき第10弾となった本格倒叙ミステリー。

素人作家のわたしが、ミステリ―を書く時に注意していることをまとめてみました。これからミステリーを手掛けようとしている方の手助けとなれば、うれしく思います。

（難易度★★） 　里山登山を楽しむ男女四人。ところが、そのうち一人が、何者かの手によって惨殺されてしまう。事件の容疑者はたったの三人！　果たして、あなたは純然たる論理展開を駆使して、無事に真相へ到達できるだろうか？ 　読者への挑戦状を挿入した、如月恭助シリーズ第９弾となる中編ミステリー。

（難易度★★★） 　かすかに残る幼い記憶を頼りに、父親が生まれ育った山里を訪ねた麻祐は、やがてそこで、十九年前に起こった猟奇的な事件を知らしむこととなる。如月恭助ミステリーシリーズ第８弾。

（難易度★★★★） 　『人狼館』と呼ばれる不気味な洋館に心ならずも閉じ込められてしまった見ず知らずの男女十人。やがて、いつまで経っても姿を見せない謎めいた屋敷の主人の通告により、世にも忌まわしきリアル人狼ゲームが開催されてしまう。次々と起こる奇怪な連続殺人。しかも被害者は決まって裸で殺される。恐怖におびえる生存者たち。彼らが無事に生き残る唯一の手段は、十人の中に紛れ込んでいる人狼を見つけ出して、そいつを処刑するしかない。果たして、誰が人狼なのだろうか？　如月恭助ミステリーシリーズ第７弾。

（難易度★★★★★） 　ところで、堂林君。まさか、うぬぼれていることはなかろうね。広い世の中には、君の想像よりもずっと頭のいい連中がいっぱいいるかもしれないんだよ――。 　殺人を予告する謎のメールが、私立探偵、堂林凛三郎のもとへ送られてきた。やがて、愛知県の端っこに位置する平穏なる山里、七首村にて、世にも陰惨な連続殺人が展開される。如月恭助ミステリーシリーズの第6弾。 ※この作品はフィクションで、舞台となる地名や施設、登場人物などは、実在のものとは一切関係ありません。

（難易度★★） 　大学の研究室内で起こった冷酷非道な毒物混入事件。被害者を除くと、現場にいたのは全部で六人。果たしてこの中のいったい誰が恐ろしい毒殺魔なのだろうか？　素人探偵如月恭助シリーズ第５弾。