天才ハッカー・スピースは、その高い技術をあらゆる国や組織・団体
から欲されていた。それが、友延利沙。今はリンと名乗り国際所情報センター(通称IIMC)に身柄を拘束、いや確保されている。もともとスピースは、11歳にして世界中の軍事システム、特に核ミサイルのシステムを丸ごとジャックした。その事実が明るみに出るまでに相当の時間を要している。そしてスピースとしてIIMCに確保されたのは17歳の時。しかし、それまで利沙は、その技術を生かし、パソコンソフトを開発し、その売り上げで奨学金の基金を立ち上げ、多くの学生たちの力にもなっていた。なのに、もう一人ハッカー・フラワーポットとして二度誘拐され事件に関与し、少年院にも入っていた。自業自得と言われようが、それでも利沙の技術は、高すぎた。高すぎたが所以、事件がついてきた。そして、IIMCに連行された後は、その技術を生かし世界中のハッカー達を捕獲するために尽力している。今世界中で活躍している通称「ハッカー・ホイホイ」は利沙改め、リンの作品だ。……詳しくは第一部と第二部をお読みいただければと思います。