宿木町(やどりぎちょう)に住む、高校二年生十七歳の霧野伊都。夏休みの直前、彼は近所の公園で誘拐されそうになってた少女を助ける。しかし、安心感からか少女は気絶してしまう。伊都は、どうしようか散々迷った挙句、家に連れ帰ることにする。しばらくして少女は目覚め、伊都に「ここに泊まらせてほしい」と言う。あらゆるリスクを考え、始めは拒否をしていた伊都であったが、何だかんだあり結局一緒に暮らすことになってしまう。
こうして、謎の少女に振り回される毎日が始まった。
だが、やがて明かされる彼女の正体と壮絶な過去。
「ごめん、私、本当は……」
真実を知った時、伊都が取った行動は……。
日常 青春 男主人公 現代 高校生 パーカー キネノベ大賞4
読了時間:約252分(125,501文字)