たくさんの人の命を救うために働き過ぎて私は死んだ。死ぬほど人を助けたそのお陰か天国では消費しきれないほどたくさんの徳が私には貯まっているらしい。その徳を消費するために好きな世界へトリップさせてくれると言う提案を私は飲んだ。選んだのは『君と永久に』というゲーム。二度目の人生を謳歌しようとしたのだがちょっと騙されて嫌われてしまったようだ。まぁ、気にせず思いきり謳歌するがな！！短編『ふむ、どうやら私は嫌われトリップをしたようだ』の連載バージョンです。様々な方にこれは短編じゃない、連載にしろと言われてしまったので連載にしてみました。１、２話は短編とほぼ同じですが、どうせ連載にするならと３話位から入れる予定の無かった設定とか入れてます。※お陰様で無事、本編完結しました。後はのんびりと番外編を投稿しようかと思います。 追記、マッグガーデンさんから本作品が書籍化されることになりました！

王宮にある一室で今まさにオフィーリアがミゲル王子から婚約破棄を告げられそうになっていた時、そこに割って入る者がいた。 「その婚約破棄お待ち下さい、保険適用外です！」

一夜にしてある村が滅んだ。 これは如何にしてその村が滅んだのかを語る話だ。

　視力補助用魔道具、通称『眼鏡』を開発したブルータスはその功績を認められて貴族の養子になる。 　だが貴族社会特有の本心を隠して話す貴族言葉が理解できず困ったブルータスは貴族言葉翻訳機能『キゾリンガル』を開発した。 　その試運転で参加した夜会で何処かの夫婦暗殺を企てる内容の翻訳が表示されてしまい……。

　これはとある国のとある街にある薬屋から始まった。 　寝不足で意識を朦朧とさせながら傷薬の調合を行っていたケイアは気が付くと海老茶色をした謎の薬を調合していた。 　この海老茶色した液体は一体……？

　貴族学園の卒業パーティーで突如、婚約者である第一王子から身に覚えの無い罪で婚約破棄を告げられたホルン。 　国外追放を言い渡され、それを受け入れようとした時、そこへ割って入る者がいた。 「おまちください！この婚約破棄、保険が適用できます！」

　何か、下に引かれる様な感覚にくらりと眩暈を覚えながらも居住いを正した時、パチリっと瞬きの間に世界は一変していた。 　魔術が存在する世界に落ちてしまった少女は魔力が無い代わりに霊力がフルカンストしていたので、これで無双して己の望みを邪魔する者は全て凪払ってやると決めた。

　今日は息子ダリルの誕生日であったにも関わらず夫のライネスは帰って来なかった。 　息子が生まれてから５年、そろそろ愛想もつきました。

誰よりも尊敬していた祖父が死んだ。 命日から四十九日が経とうとしていた時、奏斗は祖母に呼び出され衝撃の事実を知る。 「実はね、お爺ちゃん怪盗だったの」 「……は？」

濡れ衣を着せられ婚約破棄を告げられたアンレー。 そんなに悪役にしたいのならなってやろうじゃない。 この異世界の知識とスキルでな！