――とある魔法使いが独りで旅をしていました。普通の魔法使い(彼女以外にはもうほとんどいませんが)は、人々をしあわせにするために魔法を使っていましたが、彼女は違います。彼女は世界を憎んでいましたので、他人のために魔法は使えないのです。魔法は自分のためだけに使います。まだまだ若いその魔法使いは、今日も世界を憎みながら旅を続けます。―― なぜか世界を憎みながら旅を続ける少女。彼女は魔法使いだった。さまざまな人々に出会い、さまざまな国々を訪れ、彼女はなにを感じるのだろうか。 本編並みに長いあとがきを書く注目のあとがき作家kinaが送るファンタジー(?)作品の第1作目! あれ?これキノの旅にくりそつじゃね?という自身の心の声を無視して書き上げた『おはなし』をお楽しみください!!
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