【ディストピアとは反理想郷、対義語は、ユートピアで理想郷という意味】
少年、吉孝はある日、日課であるネットサーフィンをしているとふと、そんな言葉を目にする。
そして、それに連想される自分の学校の七不思議。
夜中の学校に忍び込み、西階段へ行き、2時30分に踊場にあるはずのない鏡が1階から4階にランダムに1ヶ所現れるので、奇跡的にそれを見つけることができたなら、その鏡に両手をつき『俺の(私の)最悪のディストピアを見せてくれ』と言う。
すると、鏡は起こりうるかもしれない、起こってほしくない、未来を映してくれるという。
吉孝は怖いもの見たさにその日、それを試す事にするが、
見えたのはディストピアという名の地獄絵図だった。