園崎家には代々として、妖怪を退治し、封印する能力がある者――陰陽師の血が流れていた。
その血を受け継いだ一人の少女、園崎漆。そしてその式神、園崎扇。
これは今現在――もしくは近未来、陰陽師などという職は裏の裏にある時代。そんな時代に、一人の陰陽師と一匹の式神が、様々な妖怪にまつわる物語を一つ一つ紡いでいくお話。
今宵、焼かれるように紅く染まった月の下で、ゆらりと揺らぐ陰陽の影ありて――、
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2013年04月19日
シリアス 陰陽師 妖怪 ほのぼの 月焼 ダーク 現代(モダン) 悲劇
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