世界を牛耳る四武家。その一つである武蔵にいる雑用係の紅 煉。彼は、ヒーローに憧れていた。弱き者を守るために勇猛果敢に戦う姿に尊敬を抱いていた。
だが、社会の理不尽が彼女を襲う。抗うことを諦めた時、煉のちっぽけな勇気から放たれた一言で剣姫は覚醒する。全ては背中を見て追いかけて来てくれてる男の子のために。
ヒーローに憧れた男の子もまた男であった。全てはヒーローとして憧れた彼女に追い付き、隣に立てるように。血反吐を吐きながら体を鍛え上げた。
剣姫とヒーローに憧れた少年が相まみえる時、武家の思惑、剣姫の使命、世界を巻き込んだ戦いになる。
恋焦がれた時、世界は動き出す。