公園で地面にはいつくばっている男。男のそばには女の子がいた。どうしてないているの？　わらってわらって。とにかく女の子話しかける。それに律儀に答える男は、次第に……。

　猫の死に対する少年のお話し。少年と猫の歴史は長いのに対し、その死を前にして何も思わないのはなぜだろう、というような題目。もっと簡単に言えば「少年と猫のお話し」ですね。猫の死に敏感な方は推奨いたしません。お気を付けくださいませ。

　とあるところのとある神社。そこには昔から様々な恋物語が繰り広げられてきた。 　その一端。そのうちの二つ。昔と今。 　神社が覚える、物語。

　おばあちゃんがきらい。いつも「女というものはね――」とがみがみ言ってくるから。私には友達がいて、みんなで一緒に笑って、一緒に泣いているだけなのに、そのことにも口を出してくる。友達が笑っているときに笑って、友達が泣いているときに泣くことがおかしいのかな。おかしくないはずだよ。そう言いたいけど言えないまま小学校六年生になった。――――――祖母と孫のすれちがい。それは、愛があるから起こるもの。

　これは名もなき神社で起きた物語とも言えない話。神社に残る足跡。古くからある神社は多くの恋を目の当たりにしてきた。その恋の一端をお見せしよう。

　一人の少年、暗城文はとある世界にクラスの半数の人と一緒に転移した。憧れていた異世界転移に浮かれていた文は、自分のステータスをみて硬直する。ステータスはクラスで一番低く、武器はヒノキの棒で固有武器扱い。魔法は使えない。唯一使えそうなスキルは【クリエイト】だが、『つくりかえます』というよくわからない説明文があるだけだった。しかも【ヒノキの棒の勇者】という超弱そうな称号がてかてかとある。とりあえず勇者ということは隠して地味に過ごそうとしているのだが、王女に目をつけられ、クラスで人気のある女の子は文に構う。そしてメイド長はミステリアスだ。それだけならまだ良いが、少し召喚された国がきな臭く感じてきた文は、逃走する算段を立て始める。 　 ―――― 　週に何回と決まっているわけではないですが、週何回かは投稿していきます。

　ヒーローの戦うべき相手はいったい誰なんだろう。敵＝悪だという考えは間違っているのに、それを否定することができない。一之瀬拓海は、孤独に戦い続ける。それが彼への呪いだと言わんばかりに。

　むかし、むかし。おおかみさんがいました。 　おおかみさんは、女の子に恋をしました。そんな、おはなし。

　そこには光があった。そしてその下で彼らは働いていた。しかし、あるとき彼らは光があることに、そして闇を嫌うことに疑問を持った。 　――――

　好きな人ができたってネット友達のりんりんが言ってきた。私に恋愛の相談とかむりむりかたつむりと返そうとしたら、私みえを張って彼氏いるっていう話をしていたから泣く泣く少女漫画の知識から一生懸命伝授することにしたよ……。 　私、恋愛経験0なのにね。好きな人がいた、なんていうこともなく、今十七歳。ゲームが好きな十七歳なんだよ。 　シチュエーションも掃除とお弁当とボディタッチぐらいしか思いつかなかったけど……きっとりんりんなら大丈夫、だよね？